埼玉電装サービスでのコンプレッサーのリサイクルの流れを簡単に説明しましょう。
梱包されたコンプレッサーを取り出して、
チェックを行います。
お客様から交換の必要になったコンプレッサーを回収します。
回収されたコンプレッサーのことを「コア」と呼びます。
「コア」が、埼玉電装サービスで出荷されたコンプレッサーかどうかの確認を行います。
当社で出荷したコンプレッサーでない場合は、そのコンプレッサーを修理するかの確認を行います。
修理しない場合は、返品扱いとなります。
お客様には、当社で修理・保管されている同じ型番のコンプレッサーを速やかに出荷します。
汚れの激しいコアは手洗いを行います。
返却されたコアは、非常に汚れています。
高温の洗浄機にかけて、汚れを落とします。特に汚れがひどいものは、手洗いを先に行います。
高速の洗浄機にセットする前のコア。
高速の洗浄機にセットする前のコア。
その後、乾燥させてから、ビーズブラスターと呼ばれる機械にかけます。
ビーズブラスターでは、コアに研磨剤を高速で吹き付け、研磨とコーティングを行います。
熟練の技術者による組み立て作業。
修理は、以下の3工程に分けられます。
①分解
コアの分解を行います。
②内部洗浄(再使用部品の判定)
分解されたコアの内部を灯油を使用して、手洗い洗浄します。
洗浄と同時に、規格外の部品を廃棄します。
③組み立て(調整作業)
規格外の部品を新品の部品に交換し、組み立てを行います。
ミクロン単位での精度の高い作業工程です。
分解されたコア。
分解されたコアの内部を洗浄します。
ミクロン単位で組み立てを行います。
最新のベンチテスターによる検査。
組み立ての終わったコンプレッサーの検査を行います。
検査は、大きく2工程に分けられます。
①水没テスト
コンプレッサーにガスを封入し、水没させ、ガス漏れをしていないか確認します。
②ベンチテスト
メーカーから指定された性能があるか検証します。
ベンチテスターと呼ばれる機械に接続し、規定項目の基準を満たすことができれば、リンク品として、保管されます。
計測器を使った事前検査。
長年の経験に基づき、異常がないかを
チェックする重要な工程です。
検査に合格したコア。
型番ごとに梱包し、保管します。
迅速な管理に対応します。